幼稚園選びに迷ったら

親になって初めての集団活動への所属、それが幼稚園です。

昨今は様々な育児方法があり、それらを幼稚園も敏感に察知して取り入れています。
そのため、今どきの幼稚園は多様性があり、選ぶのが難しくなっているようです。

幼稚園選びに迷ったら、こんな考え方もあるので参考にしてみてください。

まずは情報を集めるところからはじめましょう。

お子さんが来年プレ幼稚園が始まる辺りから、幼稚園の事が気になるママが増えるようです。
最近では幼稚園の前に1年間、プレ幼稚園と呼ばれる週1程度の慣らし保育があるのが主流です。

人気の幼稚園は、プレも人気ですぐに定員に達してしまいます。このプレ幼稚園が始まる前にある程度の目途を立てておくとよいでしょう。

では、どうやって情報を集めていくのかというと、実際に行ってみます。幼稚園側も、多くの人に入園希望をしてもらいたいので、園庭開放や、未就園児向け、入園希望者向けのイベントを用意しています。

もし1度や2度で幼稚園の把握ができなければ、何度か足を運んでみましょう。
そうするうちに幼稚園の対応や、先生、保護者の様子なども垣間見えてきます。

次に、リストを作ります。
園庭の広さ、カリキュラム、保護者の様子、バスや給食の有無。
自分が良いと思ったところを書きあがてみてください。

幼稚園選び、実のところは親の都合と、子供の都合のどちらかなんです。
もちろん双方の都合の折り合いなどもありますが、最初にそのことを念頭に考えていくとスムーズに決まります。

親の都合には、親側の都合と、親から子供への希望と２つあります。

親側の都合（例）
・毎日のお弁当は大変なので給食があるところにしたい
・働いているので預け保育が長くて安いところがいい
・車を運転しないので、徒歩圏内にしたい

親から子供への希望（例）
・活発になってほしいので、運動系の多い幼稚園に入れたい
・勉強が得意になってほしいので、知育系の幼稚園に入れたい
・仲良くなったママ友と一緒の幼稚園に入れたい

子供が望むこと（例）
・運動が好きだから運動中心の活発な保育園が好き
・音楽が好きなので、本格的な音楽発表会があるところが良い
・マイペースなので、あまりカリキュラムがないところがよい

例を挙げましたが、足を運んでみると、親子ともにこんな感じの希望が出てくると思います。

そこで、一番優先すべきこと。
「親側の都合の中でどうしても譲れないこと」なんです。

一人で通ってくれる小学校とは違い、親は3年間の送迎・イベントの参加等で、幼稚園に通わせ続けなければなりません。
ですから、親の仕事の都合などは最優先事項で、この通わせるという最低限行わなければならないラインでストレスを感じてしまう場合は、通うことができなくなってしまいます。

この親側の都合で絞っていくと、幼稚園がかなり限られてきます。

次に、親から子供への希望と、子供が望むこと。
この相違をうめていきます。

この決め方も簡単です。
今度は子供を優先に考えます。
通うための最低限のラインは確保されたので、次は子供が楽しく通えるというところに主眼を置きます。

お子さんが好きな園を選んでください。
・例えばマイペースなので、自由保育にしよう、などです。

そして3つ目は、そこに親が子供に希望するものを付け加えていきます。

・自由保育でも少しは学べるところがよいので、楽しめるカリキュラムがあるところにしよう、など。

そしてこの時に視野を広げるのがコツです。

幼稚園に完璧を求めると決まりません。

幼稚園以外にも目を向けて、外部の習い事や、家庭のサポートで、トータルでの完成度を高めていきます。

・自由保育だから、終わった後に知育系の子供が好みそうな習い事をさせてみよう。
・園庭が狭いので、幼稚園が終わったら毎日ちょっとだけ公園に寄ってあげよう。
・絵本をたくさん読んでくれる園がなかったので、週に1回は図書館に行く日を設けてあげよう。

など、トータルで考えればいくらでも補うことはできます。

幼稚園選びは親の希望と、子供の希望が食い違ったり、どうしても親が譲れないことがあったりして、いつの間にか情報過多になり、どうしたらよいのか分からなくなります。

このように情報を整理していくと、子供が何を望んでいるのか。
親がどうしても譲れないことや、親としてどう育ってほしいのかがはっきり見えてきます。

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