離乳食が始まると、「気付いたらずっとキッチンに立っている…」なんてこともよくありますよね。
でも、休日にまとめて作って冷凍保存したり、日々の食事作りから上手に“とりわけ”できるようになると、離乳食作りはグッと楽になります。
この記事では、以下の3つのポイントを中心に、がんばりすぎない離乳食作りのポイントをまとめてご紹介します。
- 離乳食の基本的なステップアップ
- 各時期の冷凍ストックのコツ
- 離乳食 後期の献立表や献立例を考えるときに役立つアイデア
離乳食のステップアップ
離乳食は「ゴックン期」「モグモグ期」「カミカミ期(離乳食後期)」「パクパク期」と、少しずつステップアップしていきます。それぞれの時期ごとに、食べ方の発達や食べられる食材、量の目安が変わっていくのが特徴です。
このセクションでは、月齢ごとのポイントを押さえながら、冷凍ストックやとりわけを上手に使って無理なく続けるコツをまとめました。特に、離乳食 後期の献立表や献立例で悩みがちな後期のメニューもあわせて紹介しているので、全体の流れをつかみつつ、気になるところから読んでみてください。
ゴックン期:5~6ヶ月
ゴックン期の栄養の目安
- 穀類:米が中心(10倍がゆからスタート)
- 野菜・果物:にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草、りんご、バナナなど
- たんぱく質:白身魚や豆腐などから少量ずつ始める
離乳食を始めて1~2か月は、まだ母乳やミルクしか経験していない赤ちゃんに、乳汁以外の味を「体験」してもらう時期です。
まずは、なめらかにすりおろしたペースト状のものを、スプーン1さじからゆっくりスタート。赤ちゃんがゴックンと飲み込めるようになってから、少しずつ量や種類を増やしていきます。
冷凍ストックのポイント
毎回ペースト状にするのは、正直かなり大変…。そんなときこそ冷凍ストックの出番です。
- 10倍がゆをまとめて炊いて、ペーストにして小分け冷凍
- 茹でた野菜(にんじん・かぼちゃ・ブロッコリーなど)をペーストにして小分け冷凍
- 豆腐や白身魚も、始めてOKになったら少量ずつペースト~なめらかマッシュにして冷凍
製氷皿や小分け容器を使っておくと、必要な分だけ取り出せて便利です。
食材を始める順番の目安
まずは、それぞれ単品でスタートするのが基本です。
- お米(おかゆ)
- 野菜(にんじん→かぼちゃ→じゃがいも など)
- たんぱく質(豆腐→白身魚→しらす など)
できるだけ午前中に与え、アレルギーや気になる症状があれば、午後にかかりつけ医に相談できるようにしておきましょう。
一通り食材の確認ができたら、複数の食材を組み合わせて「ご飯らしい」レシピにも挑戦してみましょう。
ゴックン期のかんたんメニュー例
- 野菜入り10倍がゆ
→10倍がゆ+野菜ペースト(かぼちゃ・にんじんなど) - 豆腐入り野菜ペースト
→野菜ペースト+豆腐ペースト - パンがゆ
→食パンをミルクや牛乳、豆乳などでふやかし、野菜ペーストを少し混ぜる
モグモグ期:7~8ヶ月
モグモグ期の栄養の目安
- 穀類:50~80g
- 野菜・果物:20~30g
- 魚・肉:10~15g
- 豆腐:30~40g
- 卵:1/3個
- 乳製品:50~70g(このうちどれかを使用)
離乳食開始から2~3か月ほど経つと、飲み込む動作に慣れ、舌でつぶしながらモグモグできるようになってきます。
この時期は、トロトロのペーストから一歩進んで、「舌でつぶせるくらいの柔らかさ」で、少し形が残る状態を意識してみましょう。
冷凍ストックのポイント
ゴックン期のペーストに加えて、
- 柔らかく煮て、みじん切り~粗みじんにした野菜
- 細かくほぐした白身魚や鶏ささみ
なども冷凍しておくと、組み合わせの幅がグッと広がります。
主食のレパートリーを増やそう
- 柔らかめのごはん(7倍がゆ程度)
- やわらかく煮込んだうどん
- 野菜入りおやき(片栗粉や小麦粉でまとめる)
モグモグ期のとりわけアイデア
アレルギーチェックがある程度済んでいれば、家族のごはんからの「とりわけ」も本格スタート。
- 味噌汁:
具材をやわらかく煮て、味付け前に取り出す
→スプーンでつぶしたり、細かく刻んで離乳食に - お鍋:
煮込んだ野菜や豆腐、白身魚などを取り出し、刻んでとろみをつける - うどん:
味付け前に取り出し、赤ちゃん用にはだしで薄味に - シチュー:
具材を少し取り分け、コンソメスープなどで薄味にアレンジ
ヨーグルトにフルーツやすりおろし野菜を加えたりと、ひと手間で栄養バランスの良い1品が作れます。
カミカミ期:9~11ヶ月
カミカミ期の栄養の目安
- 穀類:80~90g
- 野菜・果物:30~40g
- 魚・肉:15g
- 豆腐:45g
- 卵:1/2個
- 乳製品:80g(このうちどれかを使用)
一般的に「離乳食 後期」と呼ばれるのが、このカミカミ期(9~11か月ごろ)。咀嚼の練習もかねて、たくさんモグモグ・カミカミできるメニューを意識したい時期です。
一方で、このころから1日3回食になるため、赤ちゃんだけのメニューを毎回一から作っていると、本当に1日が食事作りで終わってしまいます。
そこで大事なのが、
- メニューの幅をほどよく広げる
- 冷凍ストックととりわけで「時短離乳食」
という考え方です。
朝・昼・夜は基本的に大人と同じものをベースにしつつ、
「薄味にする」「小さく刻む」「柔らかくする」
の3つを意識してアレンジしてあげましょう。
離乳食 後期 献立表:1週間の献立イメージ
離乳食 後期の献立表を探しているママ向けに、1週間分のイメージ献立をご紹介します。
※量や食材は、赤ちゃんの成長やアレルギー状況に合わせて調整してください。
| 曜日 | 朝食 | 昼食 | 夕食 |
|---|---|---|---|
| 月 | やわらかご飯+野菜スープ、バナナ | うどん(鶏ひき肉&野菜入り) | 豆腐ハンバーグ、やわらかブロッコリー、ご飯 |
| 火 | 野菜入りおやき、ヨーグルト | 鮭と野菜のリゾット | 親子丼風ごはん、かぼちゃのマッシュ |
| 水 | 食パン+野菜スティックのやわらか煮 | ミネストローネ風やわらかスープパスタ | 白身魚のトマト煮、ご飯、さつまいものマッシュ |
| 木 | バナナヨーグルト、野菜スープ | お好み焼き風おやき(豚ひき肉少量&キャベツ) | 肉じゃが風煮物(薄味)、ご飯 |
| 金 | 卵入りおじや(卵黄→全卵へステップアップ) | 和風あんかけうどん | 豆腐と野菜のそぼろ煮、ご飯 |
| 土 | 野菜入りパンがゆ | 具だくさん味噌汁のとりわけご飯 | 白身魚のムニエル風(衣薄め)、野菜スープ、ご飯 |
| 日 | おにぎり(やわらかめ)、野菜スープ | シチュー風とりわけご飯 | ハンバーグ(合いびき少量)、野菜ソテー、ご飯 |
離乳食 後期 献立例:かんたんパターン
- ワンプレート風献立例
- 主食:やわらかご飯
- 主菜:豆腐ハンバーグ(鶏ひき肉+豆腐+野菜)
- 副菜:にんじんとブロッコリーのやわらか煮
- デザート:バナナ
- 麺メインの献立例
- 主食:やわらかうどん(1~2cm長さにカット)
- 具:鶏ささみ、ほうれん草、にんじん
- 副菜:かぼちゃのマッシュ
- デザート:ヨーグルト
- パンメインの献立例
- 主食:食パン(耳を切り、スティック状に)
- 主菜:白身魚のトマト煮
- 副菜:ポテトサラダ風(じゃがいも+きゅうり+ツナを薄味で)
- デザート:りんごのすりおろし
カミカミ期の冷凍ストックのコツ
- 今までより少し粗めにつぶして、形を残す
- うどんなどは野菜やたんぱく質と一緒に煮て、小分け冷凍
- 「主食+主菜+野菜」が1パックで完結するように作っておくと、
帰宅後に解凍するだけで栄養満点の1食が完成
カミカミ期のとりわけアイデア
基本はモグモグ期と同じですが、噛む練習ができるように少しだけ歯ごたえを残します。
- ポトフ:
最初は薄味で作り、野菜を細かく刻んで赤ちゃん用に。大人用は後から味を足す。 - お好み焼き:
キャベツなどの具材を大人用より細かく刻み、塩分控えめ&ソースはごく少量。 - 親子丼:
味付け前に具材(鶏肉・たまねぎ・卵)を取り分け、赤ちゃん用は薄味で煮る。
パクパク期:12~18ヶ月
パクパク期の栄養の目安
- 穀類:80~90g
- 野菜・果物:40~50g
- 魚・肉:15~20g
- 豆腐:50~55g
- 卵:1/2個
- 乳製品:100g
パクパク期になると、歯も生えそろい、噛む力もしっかりしてきます。大人の食事からの「とりわけ」がメインになり、ほとんど同じメニューを一緒の食卓で楽しめるようになります。
ただし、
- 繊維質の多いもの
- かみ切りにくいお肉
- 硬い根菜
などは、まだ飲み込みづらいことも。吐き出してしまったり、うまく消化できていないようなら、もう少しやわらかくしたり、小さく切るなどして様子を見ましょう。
おやつ=「第4・第5の食事」と考える
この時期には、離乳が完了しているお子さんも多く、食事の時間以外に10時・15時のおやつタイムを設けるようになります。
ただし「おやつ=甘いお菓子」ではなく、あくまで1日の栄養を補完する“小さな食事”というイメージで考えましょう。
冷凍ストックできるおやつの一例
- おにぎり(小さめ・やわらかめ)
- ふかしさつまいも
- 野菜やたんぱく質を入れたおやき
- ミルクかぼちゃ団子
- 甘めに味付けしたミニハンバーグ
- バナナやりんごなどのフルーツ
- ヨーグルト
多めに作って冷凍しておくと、忙しい日でもサッと出せて安心です。
まとめ
離乳食がどのようにステップアップしていくのかを、ざっくりとでも把握しておくと、
今の月齢ではこれくらいが目安だな、離乳食の後期はこのくらいの献立表・献立例があれば安心かな、といったイメージが持てるので、気持ちにも余裕が生まれます。
冷凍ストックやとりわけを最大限に活用すれば、「離乳食って大変…」という気持ちはきっと軽くなります。
また、1回の食事で遊び食べが出てきたり、食べムラがあったりして、なかなか思うように食べてくれない時期でもあります。
そんなときこそ、おやつを“補食”ととらえ、
- 主食になるもの
- 野菜やたんぱく質が少し入ったもの
- ほんのり甘みがあって、子どもが楽しめるもの
を意識してみてください。
がんばりすぎず、できる範囲で工夫しながら、親子で離乳食の時期を楽しんでいきましょう。


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