
誰にも教わったわけではないのに赤ちゃんを抱っこすると自然に背中をトントンしますよね。
お腹の中にいた時と同じママの心音の音を赤ちゃんに聞かせると入眠しやすく、CDやぬいぐるみ状の心拍の音に近い音声グッズが販売されています。
この背中トントン、速度を測ってみてください。ちょうどママの心音と同じくらいです。
今回はこの背中トントンをはじめとする、赤ちゃんの入眠テクニックの仕組みについてお話しします。
「背中トントン」はよくできた入眠テクニック
赤ちゃんは生まれるまでの10か月、お腹の中でママの心音を子守唄代わりに寝ていました。その影響もあって、生まれた後も、うとうとしているときに「背中トントン」をしてもらうといつのまにか赤ちゃんが寝てしまいます。
このトントンのリズムは心拍に近いリズムなのです。誰に教わったわけではありませんが、誰しもが、パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃん、保育園の先生などにやってもらったことはあるのではないでしょうか。
この心拍のリズムは、とてもうまい仕組みになっているんです。
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ) というのをご存知でしょうか。
・人の心拍
・ろうそくの炎の揺れ
・電車の揺れ
・小川のせせらぎや波の音
・気の木目などの自然界にあるもの
・音楽(モーツアルトなど)
この様なリズムにみられる現象で、規則的なリズムと、不規則なリズムの中間が心地よく感じるようになっています。一説には細胞間の神経細胞同士の電気信号も1/fゆらぎであるそうで、そもそも生き物のリズムが1/fゆらぎと関係があるのではないかと言われています。
まだ発生の仕組みは解明されていないようですが、とにかく心地よく感じるようにできています。
「背中トントン」をより効果的に使うには
この「背中トントン」をより効果的に使うには、さらに1/fゆらぎを追加します。
赤ちゃんを抱くと、自然に体が左右に揺れてきませんか?
この時に約1秒ごとに30センチほど動いているとされていて、実はこれも1/fゆらぎに近い動きなのです。赤ちゃんからすると、電車の中で揺られて感じているような心地よい1/fゆらぎを感じているのです。
そして子守唄。
お腹の中にいた赤ちゃんは、心音とともに大好きなママの声をいつも聞いていました。安心できる環境にはこの2つの材料があったのです。ですから、「背中トントン」とともに揺らしながら1/fゆらぎを追加して、さらに安心できるママの声で子守唄を歌ってあげると、お腹の中で揺られながら心音とママの声を聴いていた状況に似てくるのです。
子守唄を選ぶのはなぜかというと、そもそも子守唄というのは子供に話しかけているうちに、いつの間にか抑揚やリズムがついて自然と歌に発展したものです。おなかの中でいつも聞いていたママのゆったりした話口調にとても近いのです。そして歌うことによってママもリラックスしてきて、赤ちゃんも同調してきます。
長々と説明しましたが、「背中トントン」しながらゆっくり揺れて、ふと子守唄を口ずさむ。
ママなら誰しもがやったことがあると思います。これは赤ちゃんにとってはとっても快適なことなので、ぜひ続けてあげてくださいね。
まとめ
みんながやったことがある「背中トントン」や揺れたり子守唄を歌ったりする動作には、赤ちゃんがリラックスする仕組みがたくさんあります。
同時にママも1/fゆらぎを感じてリラックスでき、育児の疲れを癒せる時間でもあります。
忙しい日々で、なかなか寝かしつけの時間をとることもできないママさんもいるかもしれませんが、たまには自分のリラックスのためにも「背中トントン」してあげてみてくださいね。


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