
チャイルドシートは子供の成長に合わせて、適切なものを選び、正しく使わなければなりません。
産後はベビーカーや沐浴セット、衣類を用意することは知っていても、チャイルドシートの使い方まで調べておく方は少ないと思います。
使う時にいきなり困らないように、産後しばらくはどのように設置するのかを調べておきましょう。
ここでは、チャイルドシートが後ろ向きの理由や、安全マークについてお話しします。
意外と知らない、チャイルドシートが後ろ向きの理由
チャイルドシートの利用管轄は、国土交通省になります。
チャイルドシートを適正に使用しないと、死亡重症率が正常使用の6倍にもなるってご存知でしたか?
適正に使用するためにも、「後ろ向き設置する時期」があることを学んでおきましょう。
(出典)警察庁 チャイルドシート使用有無別交通事故関連統計(平成26年中)
「チャイルドシートを使う子供」とひとくくりにしていますが、生まれたての赤ちゃんとジュニアシートを卒業する小学生中学年では、身長は3倍。体重に至っては13倍もの差があります。
そのため、チャイルドシートは乳児用、幼児用、学童用の3種類に分けられています。その中でも、後ろ向きにチャイルドシートを設置するのが、この乳児用の1歳までの特に小さい時期になります。
ではなぜ生まれてからしばらくの間、チャイルドシートを後ろ向きに設置するのかというと、生まれたての赤ちゃんは首が座っていません。体に対して頭が大きくて、支えるための首の骨や筋肉もまだ未熟です。
前向きに設置されたチャイルドシートだと、事故にあった時に頭部が前方へと大きく揺さぶられ頸椎などを損傷する可能性が高くなってしまうのです。後ろ向きであれば背面をチャイルドシート全体で支えているので、衝撃が分散されます。
事故にあった時で比較すると、前向きチャイルドシートと、後ろ向きチャイルドシートでは約7倍もの衝撃差が生じます。
国土交通省によると、後ろ向きや横向きに寝かせて着用する目安が下記となります。
●体重:13kg未満
●身長:70cm以下
●年齢:新生児~1歳ぐらい
指定されている期間は、チャイルドシートは後ろ向きに着用しましょう。
安全なチャイルドシートは?

チャイルドシートの安全基準というのをご存知ですか?
たくさんのチャイルドシートが販売されていますが、安全基準に適合しているものは、製品に「Eマーク」と呼ばれるチャイルドシートに関する情報とマークが記載されています。
記載されている内容は以下になります。
●Eマーク、数字は装置を許可した国の番号 例:E1(ドイツ)、E43(日本)等
●乗せられる赤ちゃんの体重の範囲 例)9-18kg
●チャイルドシートの種類 例)汎用、準汎用、限定、特定車両用
●装置番号
チャイルドシートを購入しに販売店に行くと、チャイルドシートの他に「チャイルドシート補助具」と呼ばれるものも販売されています。
Eマークがついていないものは保安基準に適合していません。法律で定められたチャイルドシートの着用は、Eマークの付いたチャイルドシートになるので購入の時に必ずかくにんをしましょう。
また、チャイルドシートのリコールなどの情報も、国土交通省のサイトにアップデートされますので、購入前や購入後も定期的に合わせて確認をしましょう。
通常使用では考えられないような故障や異常など、リコールの対象となるような問題が生じた時には、「自動車不具合情報ホットライン」に連絡することができます。
まとめ
チャイルドシートを後ろ向きに設置するのは、生まれてからしばらくの首や体がしっかりしていない赤ちゃんを守る策です。
成長とともに赤ちゃんも前を向きたがることがありますが、万が一事故にあった時の衝撃が6倍も違うのだということを念頭に置き、安全基準を満たしたチャイルドシートを、適正に使用し、赤ちゃんを守ってあげましょう。


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