
子供のイヤイヤ期、表面だけとらえると、小さいギャングでまるで親力を試されているかのような毎日です。
ですが、実際は子供もさなぎから蝶へと変化を遂げようともがいているんです。根底にはどのような成長の目的があるのかわかれば、対等に喧嘩することもなくなりおおらかに見ていられるようになります。
今回は、子供のイヤイヤ期の仕組みと乗り越え方についてお話しします。
イヤイヤ期の目的はなんでしょう

少し成長してきたお子さんがおしゃべりして動き出したころ、一気にギャングの様になってしまい、まともに受け取って喧嘩の様な毎日になっていませんか?
イヤイヤ期の行動パターンはこんな感じです。
・全部お断り。
ご飯食べるの嫌!お出かけ嫌!この靴嫌!バックはこれじゃなきゃ嫌!
・自分でやりたがる。
洋服を自分で着たがる。歯磨きは自分でやる。家族の真似をして一人でやりたがる。
・いたずらしてわざと怒らせる。
ご飯やお水の入ったコップをわざとひっくり返す。わざと水たまりに入る。
例えばお出かけの時。
「もうママとでかけたくない!」
「じゃぁ家にいましょうね」
「やだ!でかける!」
「どっちなの?」
と、こんな会話を繰り返してイライラしたりしていませんか?
表面上の言葉をとらえてしまうと、行くって言ったり、嫌だといったり、いったいどっちなんだとなります。なんてめんどくさいのだろうと思わせる発言と行動です。
ですが、お子さんがイヤイヤ期をがんばる目的は、大好きなママと喧嘩をするためではないのです。自分自身が成長するために、一生懸命にイヤイヤ期をがんばっているのです。
心理学的にはイヤイヤ期というのは「母子分離」と呼ばれており、小さな自立の一歩なのです。生まれたばかりの時には、すべてをママに委ねていました。このままでは一人の人間として生きていけないので、自立の訓練をしなければなりません。
ママが食べさせてくれて、ママが危険から回避してくれました。不快な思いはママが全部解決してくれていました。
いつだってママに抱っこされていたら満腹で、清潔で、安全でとっても幸せだったのです。
将来、あなたがいつまでもお子さんを守り続けるような状況は避けたいですよね。
なんと素晴らしいことに、イヤイヤ期というのは、「自活するための一歩を進みだした」ということなのです。だからお子さんにはたっぷりイヤイヤしてもらいましょう。
ただ、まだ小さいお子さんの事です。
自立といっても、親の意見に逆らうこと、親がしてくれたことを自分でチャレンジすること、親がダメっていったことをやったらどうなるか知ることからです。
目的は自立への一歩だというのを踏まえてイヤイヤ期を見てみると、不思議とかわいく思えてきます。
もちろんおとなしい性格のお子さんでイヤイヤ期がなかったり、ベビーサインや発語が早くてイヤイヤをうまく言葉で伝えられている場合もあります。
イヤイヤ期でも親もマイペースに過ごしてください
では、イヤイヤ期が自立の一歩なら、全部許してあげればいいのかというと、生活をの基盤を整えるのは両親です。イヤイヤを満喫させてあげることと、親が決めたルールに従ってもらうことは別にして考えましょう。
・イヤイヤ期は時間にゆとりをもって、思い切りイヤイヤさせてあげる。
・時間や環境が許さないときには、イヤイヤチャレンジを終わりにする。
・外でのイヤイヤがひどいときは、抱きかかえて人のいない場所に連れていく。
・親が教えたいことは、繰り返し言葉で伝える。
・イヤイヤ期の間は、一時的に躾は二の次にする。
・子供の成長の思い出に、イヤイヤチャレンジ記録をとってみる。
こんな工夫をしてみるのもよいかもしれません。
イヤイヤ期が始まったら、親もイヤイヤ準備をします。
どの時間にどんな内容のイヤイヤなら対応できるのか、ある程度決めておくと楽かもしれません。いくらイヤイヤがひどくても、保育園に間に合わなくて毎日仕事を遅刻したり、子供の言うことを聞いて生活リズムが大幅にずれ続けるというのは周囲や健康面にも影響がありますので、注意しなければなりません。
その上で、多少ならイヤイヤを尊重して、いつもの躾を緩めてあげてもよさそうです。イヤイヤは一時的なことだと割り切りましょう。
もし外で泣き叫んだり暴れたりして周囲に迷惑をかける場合は、抱きかかえて静かなところへ連れていき、落ち着くまで待ってあげましょう。
イヤイヤ期はいつも以上に育児にパワーが必要です。ママにゆとりがなくなってくると、しんどくなってきます。もし辛くなってきたら、パパやご両親に預けて、いろんな人にイヤイヤ期の対応を分担してもらってくださいね。
まとめ
子供のイヤイヤ期も、見方を変えれば素晴らしい成長過程の一つです。
とは言え実際にイヤイヤ期に付き合っている時期は、楽しいとは思えないかもしれませんが、きっとお子さんが成人したのちにとても良い思い出になっていることと思います。
イヤイヤ期はいつも以上にママのパワーも必要となります。辛くなったり、逃げ出したくなったら、周囲の人にヘルプのサインを出して抱え込まないようにしましょう。


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